東洋医学の考え方
東洋医学では、疾病や体の不調は生体内の陰陽のバランスの乱れの結果であると考えます。体の不調の原因は陽がよくて陰が悪いわけでもなく、その反対でもなく陰と陽が平衡(バランスのとれている状態)している状態を健康と考えます。
治療も生体の平衡の乱れを整えることを第一に考えます、体のどこのバランスが乱れているかを患者の訴える症状・脈(脈診)等で見極め、経絡・経穴を使い体のバランスを整えます。
これにより治癒力が基に戻り体の調子が良くなって、病気の予防にもなります。大事にいたる前に、病因を除くことが大切です。このように病気になるまえに体調を整えることを「未病を治す」と言います。
個人をトータルで診る東洋医学の特徴
西洋医学と東洋医学とでは診断の仕方が大きく違う。西洋医学は患者の症状の他に細胞や組織、臓器単位による検査データをもとに診断をする。そこで同じ
病名の患者に対して同じような薬や治療法を用いることが基本となります。
一方東洋医学の診断で重要なのが「証(あかし)」という概念です。患者を体質、症状の現れ方などさまざまな角度から総合的に把握し、診断したもので
「経穴(つぼ)」の処方や治療の指針となります。だから同じような症状でも患者の体の状態によって使用する「経穴」や「はり」がちがってきます。